DRAGON QUEST6外伝 モンストル英雄伝説3
『…わたしは…モンストラーを倒した後…やつに噛まれて…死んだのか…』
目の前にモンストラーが現れる。
『お…お前は…』
『アモスよ。わたしの肉体は滅びた。だが、わたしの魂は、決して消えてはおらん』
『ど…どういうことだ!?』
『お前に最後の呪いをかけたのだ。わたしのな。お前はその呪いで一生苦しむことになり、
お前を"英雄"だとたたえている町の人々をも苦しめ続けるだろう』
そう言うとモンストラーは消えていった。
あの戦いのとき、最後にモンストラーによって腰の辺りを噛まれたあと、アモスは気を失った。その気を失っているとき、
その中でモンストラーが現れていたのだ。
モンストラーを倒した次の日、アモスは神父に礼をいい、教会を後にした。
昨日は暗くて見えなかったが、やはり、モンストラーの起こした地震などで、崩壊している家屋も見受けたれた。
「あっ!!あれは!!アモスさんよ!!」
「おお!!この町の英雄アモスだ!!」
と言うとアモスを見つけた町の住民たちが駆け寄ってきた。
「もう体は大丈夫なんですか」など、色々と聞かれたが、嫌がることなく気丈に振舞っていた。そこに馬車に乗った町長が現れた。
「アモスさん、このたびのご活躍…わたしからはどのようにしてお礼をすればよいのか…」
「いえ、わたしはそのようなことをされるためにモンストラーを倒したんじゃありません。
ただ…この町と…人たちへの気持ちが、わたしをこうさせただけなのですから。ではわたしはこれで」
そういうとアモスは笑顔で一礼をし場を立ち去っていった。
「ああ…アモスさん…あなたは…何と言うお方なんだ…」
町長がアモスの後姿を見届けているとき、そこに居た一人の男が町長にある提案をした。
「なぁ町長さんよ、いい考えがあるんだが…俺たちがアモスさんの戦いをいつまでも忘れないために、
記念碑なんかを建ててあげたらどうかな?モンストラーを倒したあの場所に!!」
その意見にその場にいた住民全員が『おおっ!!』と声を上げていた。
「それはいい考えですな。誰もこの意見に反対するものなど居ないはず!」
そのような会話が行われていたことも知らず、アモスは痛みをこらえながら、自分の家に向かっていた。